岩手県へ医療用乳房補正具購入費用への補助制度実施を要望

2021年11月 7日

10月28日、盛岡市のがん患者会盛岡かたくりの会と当会の二団体は、岩手県保健福祉部医療政策室に医療用乳房補正具購入費用への補助制度実施を要望しました。

がん患者の皆様が治療によって生じた容姿変化をカバーし、安心して療養生活や、治療と仕事の両立などの社会参加に取り組むための一助となるよう医療用補正具(ウイッグ・乳房補正具など)の購入を一部助成する自冶体が全国的に増えてきています。

岩手県では令和2年度から「医療用ウイッグ」購入費用への補助制度実施をスタートしてくださいました。この補助制度のお陰で県内においては33市町村のうち16市町村に「医療用補正具等の購入費用の助成事業」への取り組みが一気に広がり患者会としても大変感謝しています。

しかし医療用補正具の中でも、「医療用ウイッグ」の取り組みは始まっていますが、「医療用乳房補正具」についてはまだまだ未実施の自冶体が多い現状です。がんの治療には、様々な費用がかかります。「乳房補正具」も「ウイッグ」と同じに重要な支援です。是非ともこれまでの「医療用ウイッグ」と併せて「医療用乳房補正具」の購入費用補助の実施に向けて早期に取り組んでくださるようにと要望しました。

現在、市町村により補助制度の取り組みにばらつきがありますので、岩手県内の全市町村(全県民)に公平な補助制度になるよう、当局には引き続きご尽力をお願いしました。要望書は了承し預かりくださいました。

私たちがん患者会としましては一人でも多くのがん患者様が費用助成を受け、心身ともに安心して治療・就労・そして社会参加が出来るよう願っています。また当会として協力をして参りたいと思っています。

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