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タオル帽子

患者さんへ届けタオル帽子最新版

タオル帽子

UCHINO×岩手ホスピスの会が共同開発したタオル帽子はこちら!

タオル帽子これまでの活動

抗がん剤治療をおこなう母の姿に心痛める一人の女性のつぶやきから、タオル帽子活動は始まりました。

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  • がん治療の主流である「抗がん剤」は、多くのがん患者さんの治療効果をあげていますが、抗がん剤の種類、投与の方法によっては、吐き気・虚脱感・「脱毛」の副作用が予想されます。?
  • 髪の毛が抜けるということは、想像以上の不安やストレスをともないます。
  • 突然の脱毛であわてないように事前の準備があれば、精神的にもゆとりを持って治療にも前向きに向き合えます。

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「命にかかわる副作用ではないから大丈夫ですよ」「また生えてくるから心配しないで」

でも・・
治療後、脱毛は長期間にわたり患者さんと関わり、あせりや苛立ちの原因となります。

「がんの告知より、髪の毛がゴッソリと抜けおちた時がショックで泣きました」
患者さんは、言葉でうまく伝えることのできない精神的な不安やストレスを沢山かかえてい

ます。心に寄り添うことには、特別な言葉も技術もいりません。

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「治療中の親友にかける 言葉がなく思い悩んでいる時に、この帽子を知りました」(友人)
「担当の患者さんへ帽子を手渡したら今まで見たことのない笑顔がかえってきました」(医療者)
その人を思う心と時間が「タオル帽子」の形になりあなたの想いを届けます。

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  • towel_katudo_09.jpg「闘病中の娘のために何かせずにはいられない」(家族)
  • 「友人を続けて亡くしました。 その時にこれがあったらいくらでも縫ってあげたのに・・」  (ボランティア)
  • 「治療が始まる家内にプレゼントしたい」(ご主人)
  • 気がめいってしまいがちな治療や副作用ですが、たった一つのタオル帽子が患者さんの心を癒し笑顔にしてくれます。患者さんの笑顔は、家族や周りの人々を癒し支えてくれます。目に見えないお互いの距離感・流れる空気も自然と和らぎ前向きな気持ちにしてくれます。

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towel_katudo_11.jpgフェイスタオル一枚で出来るタオル帽子は、通気性・吸水性に優れ肌触りも良く患者さんはもとより多くの方々に評判になりました。

どこの家庭にでもあるタオルで作る事が出来る手軽さ、色・柄、サイズなど自分の好みでオリジナルの帽子が出来上がります。                  

*第1回「タオル帽子講習会」は平成21年6月8日に盛岡市で開催されました。

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towel_katudo_13.jpgその後講習会は毎回定員をオーバーする盛況ぶり。新聞・テレビ等のマスコミで取り上げられ「タオル帽子」の評判は全国へ広がりました。

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towel_katudo_16.jpg全国の病院でのタオル帽子受け入れも広がっています。岩手県内はもとより、全国の数多くのがん診療連携拠点病院が、当会のボランティアさんが作成したタオル帽子を受け入れています。

また、毎年クリスマスには全国のがん診療連携拠点病院へ帽子のプレゼントを行っています。2009年は、北海道から沖縄までの各病院(1件30個)へ総数1500個あまりを届けました。

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towel_katudo_19.jpg問い合わせの8割は、ご家族や友人、遺族です。患者さんを取り巻くやり場のない様々な心の葛藤を強く感じます。

患者さんを取り巻く方々の思いは全国どこでも違いはなく帽子活動の連鎖が静かに広がっています。

活動が始まってから2014年12月までに全国津々浦々に63840個の帽子を送りました。また、全国各地域でボランティアさんが集まって帽子を縫い、地域の病院に届ける活動も広がっています。 

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新たながん患者さんは途切れることなく生まれます。
闘病と向き合う患者さんやご家族の方たちに迅速に帽子が届くよう、各方面にご協力いただきながら活動を継続すること、常にタオル帽子の情報を発信して行くことの必要性を痛感しています。
この活動は、患者さんを中心に、家族や地域のボランティア、医療者など様々な視点から支援できるホスピスマインドの活動であり多くの方々と連携をとり取り組んでいきたいと思います。

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towel_katudo_22.jpg情報発信の一つとして
 ◎各病院でのタオル帽子
 ◎リーフレットの取り扱い
 にご協力いただきたい 。

各病院で患者さんやご家族にタオル帽子配布の機会を設けてほしい。

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フェイスタオルご寄付のお願い

このページをご覧になった皆様にお願い申し上げます。当会では最近、ボランティアさんがタオル帽子を作るためのフェイスタオルが不足しております。できましたらぜひ何枚でもご寄付をお願いたします。名前入りでもどのような物でも構いません。ご家庭で眠っているタオルがありましたらぜひお送りください。

送付先:020-0883岩手県盛岡市志家町13-31岩手ホスピスの会宛

タオル帽子紹介

全国から手紙届く 抗がん剤治療患者のためのタオル帽子に反響

がん患者やその家族を支援する盛岡市の市民団体・岩手ホスピスの会(川守田裕司代表)が始めた、抗がん剤治療で脱毛した患者のための「タオル帽子」作りが大きな反響を呼んでいる。闘病中の患者を元気づけたいと、同会事務局長の吉島美樹子さん(47)=八戸市=らが6月から帽子作り講習会や希望者への型紙の配布を開始。この活動が新聞やテレビで紹介され、全国から問い合わせや感謝の便りが相次ぐようになった。寄せられた声を大事に、患者らの心と心をつなぐ活動を広げていきたいという。

「早速、かぶってみたら、青い小花模様。幼いころ、走り回っているのが好きだったこと、野の花を摘んでは家に持ち帰り飾っていたことなどを思い出しました。帽子を持って入院します」

「がん患者を身近に持つ身は本当に切なく、悲しく、無力さを感じます。全国のがん患者さんの心と心が本当にこの帽子でつながることを心からお祈りします」

「わたしも治療中に家の中で過ごす時、外出の時、とても困りました。この気持ちを忘れずに今、治療をして『どうしよう...』と悩んでいる方の役に立ちたい」―。

型紙や見本の帽子を受け取った人からの便りは、これまでに468通に上った。北は北海道から南は沖縄まで。これから抗がん剤治療に臨む人、闘病中の家族や友人を励ましたいという人、闘病の経験を生かして人のために役立ちたいという人―。つづられた一言、一言から熱い思いがにじむ。

タオル帽子は抗がん剤の副作用で脱毛した患者のための手作り帽子。フェイスタオル1本から手縫いで1個の帽子が完成する。肌触りが良く、色柄も自由に選べる。かつらより安価で実用的。

何より作った人の思いが伝わる。 同会では現在、12人のボランティアが見本の帽子作りに励む。希望者には材料費、送料込み千円で、型紙と見本の帽子を送っている。「縫い仕事なら手伝える」とボランティアを申し出たお年寄りや「友人のために縫ったけれど、間に合わなかった。会で役立ててほしい」と完成した帽子を届けてくれた人もいた。

吉島さん自身も悪性リンパ腫の闘病経験者。タオル帽子の普及を思いついたのは「母親のかつらの購入が間に合わない」との女性会員の相談がきっかけだった。以前、患者会で知ったタオル帽子を思い出し、型紙を用意して勧めたところ、この女性は夜なべして母親のために帽子を縫ったという。その後、女性から母親が亡くなる数日間、とても喜んでくれたと感謝のメッセージが届いた。

「患者さんや家族の方は帽子が欲しいわけではない。帽子に込められた思い、自分たちのことを気に掛けてくれる人がいるということがうれしいのだと思う」と吉島さん。「患者さんのことを第一に、背伸びせずにできることを続けたい」と話す。

川守田代表は「岩手の地道な活動に、これだけの反応があるということは、一般の患者さんや家族の声を受け止める場が、まだまだ少ないということ。声を出せずにいる人のため、やらなければいけないことはたくさんある」と気持ちを引き締める。 希望者への型紙や見本帽子の配布、作り方の講習会は今後も続け、患者や家族が共に支え合えるネットワークを広げていく。同会が12日に盛岡劇場で開く「第4回樋口強いのちの落語講演会」の会場でも、タオル帽子の展示と型紙配布を予定している。

2008年10月8日 盛岡タイムス

患者さんに届けタオル帽子

2008年6月7日(土)、岩手県盛岡市「総合福祉センター」にて「タオル帽子講習会」が開催されました。
参加者は30名、患者さんのご家族やお友達、ボランティアなど様々な方々が、一針一針思いをこめて縫い上げました。

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「抗がん剤で髪の毛が抜ける」と気にかけている患者さんの家族へ作ってあげたのがきっかけです。
髪の毛が抜けると言うことは非常に辛いと共に、薬の副作用をまのあたりにする瞬間で言葉には出来ない衝動にかられ、患者さんの精神的な負担ははかりしれません。

抜け始めてからあわてないためにもかつらや帽子、バンダナ、スカーフ、ナイトキャップなどの準備をしておくと少し不安も解消します。
外出用にはかつらでも、院内・室内・就寝用にはタオル帽子が最高です。

フェイスタオル一枚で出来、吸水性や肌触りも抜群。何よりも蒸れないのが嬉しいです。
その場面、その時の患者さんや悩んでいる方々の立場になり寄り添うことの大切さを形にしたのが今回のタオル帽子です。

「他にも必要としている人が沢山いるのでは?」みなさんも作ってみませんか?
気がめいってしまいがちな治療や副作用ですが、たった一つの帽子が患者さんを笑顔にしてくれるでしょう(^_^)v(吉島)

必要な方には、型紙・仕上がった帽子をお譲りしています。また、帽子を作製してくださるボランティアさんも募集しています。下記へ問い合わせ下さい。


タオル帽子・型紙をご希望の方へ

岩手のボランティアの方々が心を込めて作ったタオル帽子と型紙(実寸)のセットで送料込み千円でお譲りしています。葉書かメールいずれかの方法で、住所・氏名・電話・タオル帽子型紙希望とお書き添えの上、お申込み下さい。折り返し発送します。荷物の中に振込用紙を同封いたしますので、後日郵便局でのお支払いをお願いいたします。

◆お申込み・お問合せ先 <岩手ホスピスの会 事務局>◆

【郵 便】〒031-0823 八戸市湊高台6-4-22 吉島方

【メール】hospice@eins.rnac.ne.jp

※追ってこちらからご連絡いたします。(発送まで1週間ほどお時間をいただいております。また、送付依頼後3週間―1ヶ月位お待ちの方がいらっしゃいましたら、大変申し訳ありませんが、再度こちらの方にご連絡をお願い致します。)

タオル帽子プレゼント(2014クリスマス)

タオル生地で出来た肌触りが心地いい手作りのタオル帽子はいかがですか。

身も心も癒されます。クリスマスやお正月を迎える時期、多くの方々は家族と楽しく過ごします。

?しかし、闘病と向き合う患者さんやご家族は、いつもよりせつない気分になりがちです。

そんな方々に、少しでも笑顔になって頂ければと、今回で7年目のクリスマス企画に取り組みました。プレゼントした病院からは「患者さんの笑顔をたくさん見ることができました」「すぐに無くなってしまします」など嬉しい声が届けられます。

帽子のプレゼントは、全国のがん診療連携拠点病院を中心に年2回企画されています。 昨年以上に応募が多く、医療者の方々の患者さんを思う優しいお気持ちが伝わりました。発送件数は78件、5440個の帽子が発送されました。

全国で帽子を作製してくださいましたボランティアさんはじめ、 タオルの卸・製造販売を世界的に展開します内野株式会社様、東京海上日動あんしん生命様など皆様に紙面をお借りし深く御礼申し上げます。また、この事業は、(財)岩手県長寿社会振興財団(いわて保健福祉基金助金)の助成を受けて実施されている事にもお礼申し上げます。(吉島)

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◎タオル帽子クリスマスプレゼントを受け取って頂いた病院一覧 2014年12月(1件50個程度)病院57件  総数3840個

北海道:KKK札幌医療センター、北海道大学医学部附属病院 岩手県:県立二戸病院、県立胆沢病院、県立中部病院、県立磐井病院 青森県:県立中央病院、八戸市立市民病院 秋田県:秋田赤十字病院 山形県:県立中央病院 福島県:坪井病院、県立医科大学附属病院 茨城県:県立中央病院 群馬県:公立藤岡総合病院、西群馬病院 千葉県:千葉県がんセンター 東京都:NTT東日本関東病院 新潟県:県立新発田病院 長野県:信州大学医学部附属病院、飯田市立病院 石川県:金沢大学附属病院、金沢医科大学附属病院、県立中央病院 富山県:富山市立富山市民病院 福井県:福井県済生会病院、福井県立病院 静岡県:浜松医療センター、磐田市立総合病院 愛知県:愛知県がんセンター中央病院、名古屋医療センター、豊田厚生病院 岐阜県:高山赤十字病院、岐阜県総合医療センター、岐阜大学医学部付属病院 三重県:三重大学医学部附属病院 滋賀県:市立長浜病院 大阪府:大阪大学医学部附属病院 兵庫県:兵庫県立淡路医療センター、兵庫医科大学病院、姫路医療センター 鳥取県:鳥取市立病院 岡山県:米子医療センター、倉敷成人病センター、岡山済生会総合病院 広島県:広島大学病院、広島市民病院 山口県:周東総合病院 愛媛県:愛媛県立中央病院 高知県:高知医療センター 福岡県:社会保険田川病院 長崎県:佐世保市立総合病院 佐賀県:佐賀県医療センター好生館 熊本県:熊本赤十字病院 大分県:大分大学医学部附属病院 宮崎県:宮崎大学医学部付属病院 

タオル帽子を受け取った方たちからのメッセージ

タオル帽子を受け取った全国の皆さんから当会に寄せられたメッセージの一部をご紹介します。

  • towel_katudo_14.jpg「早速、かぶってみたら、青い小花模様。幼いころ、走り回っているのが好きだったこと、野の花を摘んでは家に持ち帰り飾っていたことなどを思い出しました。帽子を持って入院します」
  • 「がん患者を身近に持つ身は本当に切なく、悲しく無力さを感じます。全国のがん患者さんの心と心 が本当にこの帽子でつながることを心からお祈りします」?
  •   「わたしも治療中に家の中で過ごす時、外出の時、とても困りました。この気持ちを忘れずに今、治療をして『どうしよう...』と悩んでいる方の役に立ちたい」―。



型紙や見本の帽子を受け取った人からの便りは、これまでに数千通に上っています。これから抗がん剤治療に臨む人、闘病中の家族や友人を励ましたいという人、闘病の経験を生かして人のために役立ちたいという人―。つづられた一言、一言から熱い思いがにじんでいます。


シチズン・オブ・ザ・イヤー




「タオル帽子の輪」がシチズン・オブ・ザ・イヤーを受賞いたしました。  >>詳しくはこちら