タオル帽子取扱い病院見学レポート

2015年8月14日

タオル帽子取扱い病院見学レポート


NTT東日本関東病院化学療法センター


当会では毎年2回、6月と12月に全国のがん診療連携拠点病院にタオル帽子を送っておりますが、実際に各病院ではどのように患者さんに帽子を手渡していただいているのかぜひ見たいと思い、7月17日に訪問しました。東京五反田にあるNTT東日本関東病院には昨年12月に100 個、今年6月に100 個のタオル帽子をお送りしています。

当日は、同院看護部がん化学療法看護認定看護師の鈴木裕美さんが対応してくださいました。同センターはリクライニングチェアーが20個、個室が2室あり、平均して一日17から18人の患者さんが利用しており、注射一本して帰られる方もいますが、長い方は7時間位化学療法の点滴をする方もいらっしゃいます。

当初は同センターの受付にタオル帽子を置いて自由に持って行けるようにしておりましたが、がん患者さんではない方も持って行くようになり、現在は化学療法を受ける患者さんにのみ配布しているということでした。

タオル帽子は化学療法センターを利用する患者さんに大変好評で、これからも継続して配布させていただければ、というお話でした。

鈴木看護師さんからは、大中小とサイズごとに袋に入っていると患者さんに配布するときわかりやすく助かりますという要望がありました。

東京都にはがん診療連携拠点病院が25ヶ所ありますが、毎回ご連絡はしているのですが、最近ではご利用いただいているのはNTT東日本関東病院さんのみです。

院内でタオル帽子作成がボランティアで行われている病院もありますが、そうでない病院からなぜ依頼がないのか聞いたところ、なぜなのか分からない、タオル帽子は脱毛に悩む患者さんには間違いなく喜んでいただけるものだと思います、ということでした。

鈴木看護師さんに、がん化学療法看護認定看護師の仲間に各病院でのタオル帽子の取り扱いを勧めていただくようお願いして来ました。

見学はできませんでしたが、この病院には緩和ケア病棟が設置されており、鈴木看護師さんはじめスタッフの対応が温かく、患者さんに対して格別の配慮が感じられる病院でした。


NTT東日本関東病院:〒141?8625東京都品川区東五反田5丁目922

電話(0334486111 緩和ケア病床18床/総病床615
 
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