福祉センターで「がん患者さんのための栄養公開講座」を県立胆沢病院管理栄養士・蛇口真理子氏を講師に開催しました。
およそ30名の参加者とがん治療中の食事について一緒に考えました。
今回で4回目の栄養講座となりましたが、回を重ねるごとに内容が充実していると感じます。今回の内容としては、緩和ケアと食事についてなど、がん患者さんにとって食事がいかに重要なものかを、たくさんの例をあげながら説明しました。食事とは、食べられる時は治療中であれば治療へのファイトとなる。味わう喜びを得られる貴重な機会。食卓を囲むことは大切な人との時間。家族、友人にとっても温かい思い出になる。何を食べるかも大切だが、誰と食べるかも大切。食欲低下時の食事のヒント。味覚変化時のおすすめメニュー。吐き気、腸閉塞の食事。在宅での食事のアドバイス?など様々な場面での食事のアドバイスが紹介されました。
今回は、本当に今在宅で患者さんを看ている家族の方が来てくれ、講演の途中で涙を流しながら、聞いている方もいました。 「緩和ケア」について、患者さんやご家族はもっともっと知りたいのだ、と感じる温かい会になりました。