震災直後、炊き出しや支援物資の提供で沿岸を駆け巡る中、現地の方々といつの日か一緒に帽子づくりがしたいと考えました。 帽子づくりには様々な思いが込められています。全国からの支援への感謝とお礼。誰かのお役にたつ事で見えてくる自分へのエール。 作られた帽子は全国の病院へ「被災地からの贈り物」として寄付されます。 |
6月30日(土)
岩手県宮古市和見町児童相談所仮設住宅の談話室で、同仮設住宅(16件)と隣の西町仮被設住宅(20件)の皆さんとタオル帽子づくり。談話室前にテントを張り、持参した衣類、エプロンなどの配布。大変暑い日で、アイスコーヒーとスイカを食べていただきながら、同伴した看護師の血圧測定も行ました。一人の方が、「私の弟は皆を助けようとして波にさらわれて帰ってこなかった。遺影を見ながら『おまえは本当に優しい子だったね』といつも語りかけている」と話してくれました。
7月21日(土)
五卵料理などの炊き出しが準備されました。帰途、陸前高田市災害ボランティアセンターに寄り、食料とコーヒー200杯分を提供。最近、ボランティアの数が少ないようで気になりました。
今回で5回目になるプロジェクトは、陸前高田市上壼仮設住宅の菊池区長さん宅で開催。
(詳しくは、JR東日本「トランベール」掲載)
帰途、陸前高田市災害ボランティアセンターにコーヒーを持参しながらボランティアの動向をお聞きしたところ、多いときは一日300人位、少ない日は100人位で、農作業水路の泥出しなどの作業が主体。現地では、後仮設を出てからの生活の見通しが立っていない方が大勢おり、それが今一番の課題だということでした。