ホスピスボランティアセミナー開催

2012年5月22日

岩手ホスピスの会主催ホスピスボランティアセミナーは519日開催され、?ホスピスとは何か、?岩手県立中部病院緩和ケア病棟のホスピスボランティア活動について?をテーマに約30名の参加者が受講しました。

 

当日は岩手県立中部病院緩和ケア病棟師長・伊藤ゆかりさんが「ホスピスとは何か」、「岩手県立中部病院ホスピスボランティアの活動について」。北上がん家族の会・おでんせの会会長の高橋慶悦さんが、「岩手県立中部病院菜園ボランティアについて」と題してそれぞれ講演を行いました。

午後からは全員参加型のワークショップ方式でホスピス、ホスピスボランティアについて話し合いました。

 

 伊藤看護師長さんは、ホスピスとは決して最後の場所ではなく、入棟して痛みが取れたら、また、一般病棟に戻り、治療を継続することもある、と強調し、化学療法の治療に身体も心も疲れた患者さんが、『自分のこれからを考えたい!』とホスピスに入院しケアを受けた結果、その1ヶ月後、治療に向き合える自信が持てたと治療を再開した例を挙げました。

また、中部病院ではがん療養支援・緩和ケア部をスタートさせ、?情報、相談:がん相談支援室・がん情報サロン?支援:リンパ浮腫外来・ペインクリニック・緩和ケア外来?緩和:緩和ケアチーム・緩和ケアベッド・緩和ケア病棟?連携:在宅サポートチーム(訪問診療、訪問看護、介護保険)、市民、行政―とがん患者さんのためにさまざまな部署が連携してケア・サービスを行っていることを説明しました。

                           

また、高橋さんをはじめとするおでんせの会では、中部病院緩和ケア病棟ができた当初から、病棟デイルームの窓から患者さんが見える菜園で野菜作りを行うという全国でもまれな活動に励み、多くの患者さんやご家族の心を和ませてきた実績に、参加者から感動の声が上がりました。


一方、菜園ボランティアのほかにも中部病院ホスピスボランティアには、花壇ボランティア、お花ボランティア、イベント企画・運営グループ、喫茶グループ、お花・手芸グループ、音楽グループ、アロマグループなどがありそれぞれ患者さんのために多彩な活動を行っていることが伊藤師長さんから話されました。

 

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今回のセミナーのため県内の状況を調査した結果、多くのホスピスでボランティアが不足している、という現状が明らかになりました。下記にボランティア募集一覧を掲載しましたので、興味のある方はぜひ連絡を取り、都合のよい時間で良いのでぜひ活動していただきたいと思います。

 

岩手県内各ホスピスボランティア募集状況

                   

 20125月現在)

 

(岩手ホスピスの会調べ 詳細は各病院に直接お問合せ下さい)

 

美山病院

緩和ケア病棟

岩手県立磐井病院

緩和ケア病棟

孝仁病院

緩和ケア病棟

岩手県立中部病院

緩和ケア病棟

盛岡赤十字病院

緩和ケア病棟

奥州市水沢区羽田町字水無沢495-2

一関市狐禅寺字大平17番地

盛岡市中太田泉田28

北上市村崎野17地割10番地

盛岡市三本柳6地割1番地1

0197-24-2141

緩和ケア病棟師長まで

0191?23?3452

総務課ボランティア担当まで

019?656?2888

4階病棟赤坂まで

0191?71?1511

019-637-3111(代表) 内線409医療社会事業部まで

20

24

10

24床 個室18 2床室3

22床(全室個室)

現在、登録者12名で調整中。ホスピスボランティアを募集中!

病院ボランティア随時募集中。内10名がホスピスで活動中。

 登録者24

 実働7?8

ホスピスボランティア募集中。都合のよい時間で良いのでぜひ!

 ホスピスボランティア登録者40名。現在は募集していない。

 病院ボランティア登録者16名。内9名がホスピスで活動中。病院ボランティア募集中。