盛岡二高タオル帽子講習会開催

2017年10月 6日


盛岡市上ノ橋町の 岩手県立盛岡第二高等学校1年C組の生徒さん40名を対象に岩手ホスピスの会のタオル帽子作製講習会が95日同校被服室で開催され、当会のタオル帽子ボランティア6名が同校の生徒さんたちに抗がん剤の副作用で脱毛に悩む人たちをカバーするタオル帽子の作製を指導しました。

これまで当会では月一回のタオル帽子サロンや企業、病院など様々な場所で作製講習会を開いてきましたが、高校生を対象に学校で開催したのは初めてです。

この講習会は同校家庭クラブ委員長で3年の岩間華さんの企画で、家庭科の授業の一環として開催されました。 同校家庭クラブは入学した1年生は全員部員となり、2年では各クラスから1名が参加して委員会を組織して、3年生からは会長1名副会長1名が選出されます。

盛岡二高は一昨年から帽子の材料となるフェイスタオルを校内で集めて岩手ホスピスの会に提供する活動を続けています。

岩間さんがこの講習会を企画するきっかけとなったのは、同校家庭クラブの活動を通して岩手ホスピスの会のタオル帽子活動を知ったことから。

「私も実際にタオル帽子を作ってみて、作った帽子が誰かの役に立つことを知り、この活動の素晴らしさを知りました。ぜひみんなもタオル帽子を作って患者さんに届けて、患者さんに喜んでもらえる活動が自分にも積極的にできるということを知るきっかけになって欲しいと思います。今日のことはきっとみんなにとって貴重な経験になると思います。」

生徒たちは「いろんな縫い方をしなければならなかったので大変でした」。「きれいにできた訳じゃないんですけど、自分が頑張って作った帽子をかぶってくれるのは嬉しいです」「すごい柔らかいし付け心地がすごい良いので、喜んでいただくことができたら嬉しいです」などと話していました。

この日生徒たちが作成したタオル帽子はボランティアさんの手直しのあと県内の病院を通じてがん患者さんに届けられます。