高田に輝(ひかり)の花を咲かせよう

2017年4月16日


                                                                                 
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   東日本大震災から6年。私たちホスピスの会が震災後何度もお伺いした陸前高田の街も復興に向けて少しずつ確実に前に進んでいます。

311日と12日、陸前高田市高田町川原地区で東日本大震災復興祈願イベント「高田に輝(ひかり)の花を咲かせよう」が開催され、当会からも参加しました。

会場にはボランティアの人たちが作った無数のイルミネーションが灯り、震災で亡くなった尊い沢山の命を追悼していました。

その中でもひときわ大きく光輝いていた「輝」の文字。

「輝(ひかり)」は、大震災で命を落とした一人、陸前高田の消防団員だった当時25歳の菊池勇輝さんの「輝(ひかり)」です。

菊池勇輝さんの祖母、菊池ナカさんと昨年の「高田に輝の花を咲かせよう」イベント会場でお会いし、 「いつも茹で卵や豚汁等持って来てくれてありがとね!」と声をかけていただきましたが、その後まもなくナカさんも亡くなられました。

被災地を訪ねる度に、人の命は有限であることを改めて思い知らされます。

勇輝さん、ナカさんの冥福を祈り、被災地で出会った全ての人たちの幸せを願いました。