「いのちがいちばん輝く日-あるホスピス病棟の40日」上映会開催

2017年2月 9日

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2月4日、2016年度総会記念映画上映会を開催し、330人の参加者があり大変盛況で、改めて一般の方々のホスピスへの関心の高さを感じました。

この映画は、日本で初めてホスピスでの日常を映し出したドキュメント映画です。

まず痛み治療のスペシャリストが患者さんのがんの痛みをきちんととる。

その上ですべてのスタッフが様々な形で患者さんに寄り添い、可能な限りその人らしく、限られた時を過ごせるように支援すること。

それがホスピスの役割である、としてイギリスのシシリーソンダース医師が今から約50年前に世界で初めてロンドンにホスピスを設置しました。

そして、現在この盛岡市にも三か所、岩手県内では合計六か所にホスピスが設置されております。

ぜひこの機会に、私たちの身近にあるホスピスについて知っていただき、患者さんやご家族のお役に立てていただければと上映会を開催しました。


また、私たちホスピスの会もホスピスの心、病める人、弱い人に寄り添い助け合い共に生きることの実践を目指し、様々な活動を行っています。


病める人に寄り添う活動の一つとして、抗がん剤の副作用で脱毛した患者さんを支援するタオル帽子活動を行っております。


この映画を通じて、一人でも多くの方に、患者さんに寄り添うホスピス施設の日常について知っていただきたい、また困難を背負う人々に寄り添うホスピスの心について、ぜひ知っていただきたいと願っております。


「ホスピス」とは施設という意味だけではなく、悩める他者に寄り添い助け合うことの象徴です。医療者でなくとも、今すぐどなたにでも日常的に実践できるものなのです。