岩手県立大船渡病院緩和医療科長・村上雅彦先生が、
「病気の痛みをとるために(患者さんの3人に一人は痛いと言えない現状とその改善について)」と題して講演しました。
会場には30名以上の参加者が詰めかけ、村上先生のお話を熱心に聞き入りました。
岩手県がん計画骨子の一項目として
「がんと診断された時からの緩和ケアの促進」がはっきりと明記されているにも拘らず、
10年前の日大医学部の調査結果と同様に、
3人に一人のがん疼痛患者さんは相変わらず医師に痛みを訴えることができない、
という厳しい現状を踏まえながら、
各方面における最新の緩和ケアの取組が先生から説明されました。
緩和ケアの提供
緩和ケアチームの設置
緩和ケア研修会の開催
がん相談支援センターの設置
がん患者さんの苦痛のスクリーニング
在宅医療のための医療連携
―が義務付けられております。
患者さんが緩和ケアを受けたいと思ったら
医師・看護師・スタッフに伝える
つながらない、医師・看護師もわからない場合は、
地域がん診療連携拠点病院に必ず設置されている
「がん相談支援センター」に相談してください、と強調しました。
岩手県内各病院のがん相談支援センター一覧
岩手医大:直通 019-651-5677(第1・4土曜日:9時から12時)
立中央病院:019-653-1151(内線)2118(月から金曜日:8時30分から17時15分)
県立宮古病院:0193-62-4011(内線)2130(月から金曜日:8時30分から16時)
県立大船渡病院: 0192-26-1111(月から金曜日:8時30分から17時15分)
県立中部病院:0197-71-1511(内線)1070
県立久慈病院: 0194-53-6131(内線)6049(月から金曜日:9時?17時)、
県立磐井病院:0191-23-3452(月から金曜日:9時から16時)、
県立釜石病院: 0193-25-2011(月から金曜日:8時30分から17時15分)、
県立二戸病院:0195-23-2191(内線)5014(月から金曜日:9時から17時)、
県立胆沢病院:0197-24-4121(内線)1066((月から金曜日:9時から17時)