「シャポーIWATE」プロジェクト(タオル帽子被災地支援プロジェクト)

2012年10月10日

P1030949.JPG今年に入り、被災地の方々とのタオル帽子づくりがスタートしました。

震災直後、炊き出しや支援物資の提供で沿岸を駆け巡る中、現地の方々といつの日か一緒に帽子づくりがしたいと考えました。

帽子づくりには様々な思いが込められています。全国からの支援への感謝とお礼。誰かのお役にたつ事で見えてくる自分へのエール。

作られた帽子は全国の病院へ「被災地からの贈り物」として寄付されます。

630日(土)

岩手県宮古市和見町児童相談所仮設住宅の談話室で、同仮設住宅(16件)と隣の西町仮被設住宅(20件)の皆さんとタオル帽子づくり。談話室前にテントを張り、持参した衣類、エプロンなどの配布。大変暑い日で、アイスコーヒーとスイカを食べていただきながら、同伴した看護師の血圧測定も行ました。一人の方が、「私の弟は皆を助けようとして波にさらわれて帰ってこなかった。遺影を見ながら『おまえは本当に優しい子だったね』といつも語りかけている」と話してくれました。

721日(土)

岩手県陸前高田市上地区公民館にて、仮設住宅や近隣の方たちと、炊き出し、物資提供、タオル帽子作り講習会を40名程度で行いました。東京や宮城からのボランティアも加わり皆さんが帽子作りをしている間に、五目おこわ、せんべい汁、お汁粉、味付けきゅうり、山菜おこわ、カレー味付けゆで卵など40名分を用意し、帽子を作り終えたみなさんに召し上がっていただきました。
卵料理などの炊き出しが準備されました。帰途、陸前高田市災害ボランティアセンターに寄り、食料とコーヒー200杯分を提供。最近、ボランティアの数が少ないようで気になりました。

 

 

 

 

84日(土)

今回で5回目になるプロジェクトは、陸前高田市上壼仮設住宅の菊池区長さん宅で開催。

(詳しくは、JR東日本「トランベール」掲載)

途、陸前高田市災害ボランティアセンターにコーヒーを持参しながらボランティアの動向をお聞きしたところ、多いときは一日300人位、少ない日は100人位で、農作業水路の泥出しなどの作業が主体。現地では、後仮設を出てからの生活の見通しが立っていない方が大勢おり、それが今一番の課題だということでした。