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東日本大震災への対応
「つむぐ」 イルミネーション
2019年3月9日
東日本大震災から8年。陸前高田市まちなか広場にて開催された復 興イベントに参加しました。内野株式会社からの沢山のタオル類、有志 による食料支援を持参しました。「高田に輝の花を咲かせよう」を5年取 り組み節目の今年は震災について故郷について人のつながりについて考え ました。
新しい街が築かれる中、変わるもの変わらないもの両方の想いを「つ むぐ」活動になるよう願いが込められています。会場にはボランティアの 手で作られたイルミネーションや灯篭の灯りが幻想的に揺らぎ光に想い を寄せる会場では「光が踊っているね。亡くなった皆が帰ってきているよ うだね」「ロウソクの灯りは心が癒されるね」など多くの方々が震災で亡 くなった尊い命を追悼しました。
ホスピスの会被災地支援ボランティア窓口担当
菊地 裕子
時がたつほどに心は落ち 着くのだろうと思って過ごし てきました。しかし、見える 景色は変われども多くの大切 な命を亡くした言いようのない「こころ」のおきどころがいまだ みつかりません。何かをさぐるように、何かをつむぐように、 沢山の方々の支援を得ながらここまで来ました。内野株式会 社様からの継続的なタオル支援には会う事のない見知らぬ私 たちに無償の励ましと暖かなお気持ちがいつも届いておりま す。限りなく柔らかなタオルにつつまれ何度、涙と汗をぬぐっ た事でしょう。そして、これからも生活のかたわらにタオルを添え心の励みとして過ごします。
岩手ホスピスの会として
吉島 美樹子
震災に限らず人との別れによる喪失感は多くの人々が抱える出来事です。背負うものが重いほど心の傷 が癒える事に時間はかかるのかもしれません。記憶に蓋をしたり無理に忘れ去るのではなく語り継ぐ行動 や意味を考える人々に寄り添い息の長い支援ができる団体でありたいと、高田の方々とかかわり3・11を 迎えるたびに強く思います。